慢性腰痛・頚部痛
【年代・性別】
40代前半 男性
【主訴】
慢性腰痛
頚部の痛み
足首の捻挫
【既往歴】
右股関節損傷(フルマラソン)
【来院に至った経緯】
美容師多店舗経営の方。運動がとにかく好きで、筋トレやランニングなど頻繁に行う。フルマラソンにも参加される。ゴルフ競技者。2年前のフルマラソンで、股関節を痛める。運動からのケガや疲労が蓄積されるが、頑張ってしまう。慢性的に腰回りの筋肉固くて動きが悪くて筋緊張性の腰痛がある。頚の根元がつっぱった感じがして、頚が思うように動かせない。痛みも伴う。日常生活にも支障が出てきて、いつもすっきりしない。また、運動中よく足首を捻ってしまうことも多いい。知人の紹介で、来院されました。
【初診の状態】
右仙腸関節の可動制限と浮腫
右上部頸椎にスポンジ状の浮腫
腰背部起立筋緊張
右前斜角筋筋緊張
【所見】
頸部 ROM制限無し
バレリュー(-)マイグネ(-)
腰部 ROM制限無し
SLR(-,-)
【体表温度検査】
S2、L5、T1、ASR
【視診】
右短下肢
右耳介上方
腰部起立筋の膨隆
【静的触診】
L3~L5 皮膚のカサカサ感
右仙腸関節上部に浮腫
右上部頸椎にスポンジ状の浮腫
後頭下筋の緊張
【動的触診】
右仙腸関節、L5、T1,C1
【レントゲン評価】
腰部レントゲン側面像では、L5がD3レベルが確認された。
頸部レントゲン側面像では、C5の椎間板はD2レベルが確認された。
【リスティング】
右PIEX、T1PRS、ASR
【来院日】
R6.4/4・4/22・5/2・5/22・6/1・6/14・6/26・7/22・8/22・10/12・11/12・12/1 計12回
【経過と内容】
腰部の椎間板がD3、頸部の椎間板はD2レベルの慢性度合だったため、週2回のケアを提案したが、仕事の都合もあり通院可能な週1回からスタートすることにした。
初診から3週間目(2回目のアジャストメント)には、動作時の腰痛軽減。起立筋下部の筋緊張が減ってきた。頚の付け根の突っ張る感じは残存。
7週目(4回目のアジャストメント)には、腰痛あまり感じなくなる。頚の伸展が動きやすくなり、頚の可動域が向上する。
13週目(7回目のアジャストメント)には、腰痛、頚の付け根のつっぱり感がなくなり、日常生活気にならなくなってきた。月1メンテナンスへ移行する。
6ヶ月目(10回目のアジャストメント) 月1回のメンテナンスでも、日常生活問題なく過ごせてきた。引き続き 月1回メンテナンスで継続していきます。
【考察】
今回のケースでは自律神経にもとずいた症状がみられないことから、筋骨格系にしぼりアプローチを開始した。
状態を見極めると左骨盤の動きがかなり悪かったため、慢性的に骨盤サブラクセーションをおこしていたところに椎間板にたいするダメージがかかりつづけ腰痛が発症したと考察。またフルマラソンでの「股関節のケガ」から、荷重バランスが乱れてしまい生活習慣の悪影響もつみかさなり、骨盤サブラクセーションを増大したのではないかと考える。
不安定性の期間が長ければ長いほど庇うところが増え、骨盤の変位 神経にも負担となる。首こり・肩こりからくる頚の付け根のつっぱり感は、交感神経の働きが過剰の場合、痛みを伴うことが特徴であるが、交感神経が過剰に働いている場合、常に緊張状態が続き筋肉は過緊張となりやすい。そのため脳は副交感神経によって筋肉を緩めようとするが、その時にプロスタグランジンというホルモンが分泌される。プロスタグランジンが過剰に分泌されることで炎症を起こし痛みを伴ってしまったと考える。
どこの治療院に行っても、なかなか症状が改善されずにいたサブラクセーションをとり除くことで症状が根本から解消していった。
脳と身体の神経のつながりで問題となるサブラクセーションを特定し、アプローチすることが重要とわ