急性腰痛・疲労がぬけない・睡眠不足

【年代・性別】

40代前半  男性

【主訴】

急性腰痛

背中の筋緊張

慢性疲労

【既往歴】

特になし

【来院に至った経緯】

日頃からゴルフを行っていて、腰に負担がかかり慢性的な腰痛があった。不動産のお仕事をしていで、パソコン作業や長時間同じ姿勢ととっていることが多い。打合せや、出張などの移動距離も多く 慢性的に疲労が重なっている。接待などで夜が遅くなることが多く、睡眠時間が短い。なかなかスッキリと疲労が抜けない日々を、気持ちでなんとか元気でいようとしていた。直接の来院になった経緯は、ゴルフで急性腰痛になり、ズキズキした腰の痛みで、歩くときは よちよち歩きで急に痛みが出て動けなくなりそうで怖い。近日接待で又ゴルフにどうしても行かなければならず 知人の紹介で来院される。

【初診の状態】

左仙腸関節の可動域制限

右上部頸椎にスポンジ状の浮腫

後頭下筋の緊張

【所見】

頚部:ROM制限なし、バレ・リュー(-)、マイグネ(-)

腰部:ROM 制限なし、SLR test(-,-)

【体表温度検査】

S2、L5、T4、C5、C1

【視診】

右耳介上方

左短下肢

左腰部起立筋の膨隆

【静的触診】

頸部起立筋の過緊張

左起立筋 T10~S2まで緊張

【動的触診】

左仙腸関節、L5、T4、C1

【レントゲン評価】

頸部レントゲン側面像では、前弯カーブは見られ、C5はD2と慢性的な段階であった

骨盤部レントゲン側面像では、L5はD3と慢性的な段階であった。

*恥骨付近にある塊は、レントゲン撮影前日の造影剤

【リスティング】

左PI、L5PRS、C1ASR

【来院日】

R6.3/4・3/6・3/21・4/22・5/30・6/18・7/11・7/29・8/19・9/11・9/30・10/23・11/11・12/3  計14回

【経過と内容】

急性腰痛で、数日後のゴルフの予定までに良くなっていたいとの希望もあり、初回から2日後に来院された。その後は腰部の椎間板がD3レベルの慢性度合だったため、週2回のケアを提案したが、仕事の都合もあり不定期ケアからスタートすることにした。

初診の(アジャストメント)には、左PSIS内側上端、左仙骨翼にスポンジ状の浮腫が軽減。歩行姿勢が改善された。よちよち歩きが無くなり、動きは遅いが普通に歩くまで改善された。

2日後(2回目のアジャストメント)には、1回目のアジャストメントから日が浅かったのもあり、安定していた。仙骨部の浮腫がさらに軽減。腰部の伸展ができるようになってきた。腰の回旋動作で最大可動域で少し痛みを感じる。日常生活では、腰に負担のかからない生活指導をする。

8週目(4回目のアジャストメント)には、腰痛は無くなり、腰の重だるい感じが残存。

仙骨周辺の浮腫は軽減していた。骨盤部の状態が落ち着いてきたので、自律神経問題として上部頚椎アジャストメントに移行する。

16週目(6回目のアジャストメント) 前回アジャストメント後から、睡眠の質がよくなり 日中の眠たさが軽減してきた。後頭骨下端のスポンジ状の浮腫軽減。疲労感は日によって変動はあるがかなりなくなってきた。

日常生活が問題なく過ごせるようになってきたので、3週間ごとの定期メンテナンスにして現在までケアを継続しています。

【考察】

急性症状をメインに始めは筋骨格系にしぼりアプローチを開始した。来院のきっかけとなった背部痛の急性症状は、日常生活やゴルフなどが原因の一過性の筋緊張の痛みと考察。

長時間同じ姿勢をしなければならない移動手段や長い時間歩くことなどにより下半身の疲労などにより、椎間板に対するダメージがかかりつづけ慢性腰痛が発症したと考察。

状態を見極めると左骨盤の動きが悪かったため、慢性的に骨盤サブラクセーションをおこしていたようである。不安定性の期間が長ければ長いほど庇うところが増え、骨盤の変位 神経にも負担となる。

時々ある頭痛は、筋緊張性頭痛だと考察。仕事が忙しく睡眠も少なくなり、喫煙の本数も増えて 交感神経が過剰に働き、常に緊張状態が続きそのような状態が続くと筋肉は過緊張となりやすい。そのため脳は副交感神経によって筋肉を緩めようとするが、その時にプロスタグランジンというホルモンが分泌される。プロスタグランジンが過剰に分泌されることで炎症を起こし痛みを伴ってしまったと考える。

慢性腰痛や頭痛など、長い間改善されずにいたがサブラクセーションをとり除くことで症状が解消していった。

しっかりとした検査によってサブラクセーションを特定し、土台理論からアプローチすることが重要とわかる症例でした。

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